2012年8月18日土曜日

身方塚・寄手塚



千早赤阪村営の墓地となっている一角の両端に、身方塚、寄手塚と呼ばれる2基の五輪塔がある。
楠木正成が赤坂城の戦で戦死した、敵・味方の将兵の霊を弔う為に建てたと伝えられる。
味方(身方)の塚より敵の塚を大きく作り、敵とよばず寄手塚と名付ける等、忠義だけでは無く恩情厚く奥ゆかしい正成の人柄が伺える。

という良いお話なのですが、これを探すのにかなり一苦労。
下の駐車場に車を置いて、案内をみると0.2kmとある。
くそ暑い中をとにかく歩く。
千早赤阪には20年住んでいたが、結局1度も訪れた事がなく、一度来てみたかったのです。
それで駐車場から歩くのだが、行けども行けどもそれらしい看板もなければ石碑、五輪塔もない。
10分は歩いたところで、道を間違えた事を確信。
0.2kmと言えば200m。
足の速い人ならば20秒で行き着ける筈。
仕方がないので行った道を戻る。
駐車場に近づいた頃に丘の上に墓場があるのを確認。
そちらに行くとやっと看板があったので、めでたく辿り着いた。
寄手塚の石の下は完全な空洞で、まるで井戸の様です。
五輪塔の下には何らかの遺物が埋められてそうなものなのですが、これでは役を果たしていません。
それとも井戸?の下に何かあるのか?

そして大失態。
身方塚を見つけずに帰ってしまった。
寄手塚を見つけたのと、あまりの暑さに失念してました。
という訳で、また来ます。

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