永山古墳

仁徳天皇陵古墳の北西約５０メートルにある前方部を南に向けた前方後円墳で、墳丘の規模は全長約１００メートル、後円部径約６３メートル、高さ１０．３メートル、前方部幅約６８．５メートル、高さ１０．３メートルで西部のくびれ部には造出しが認められます。
墳丘は２段によって築かれていて、葺石と埴輪があり周囲には幅１５メートル程の盾型の周濠がめぐっています。
調査されていないので主体部の構造は不明で、副葬品の内容や性格もわかりません。
墳丘は宮内庁に陪塚として管理されていますが、造出しがあり前方部と後円部が同じ大きさの前方後円墳であることから、陪塚とは考えにくい独立した古墳とみられます。
伝承では応神１６年に百済から来日し、｢論語｣や｢千字文｣などを伝えた王仁の墓といわれています。
現在、周濠の南側に接して大阪中央環状線が通り周濠の一部をまたいでいます。

ここは仁徳天皇陵の後円部の端っこ。
ここから仁徳天皇陵を離れます。