2012年12月11日火曜日

磐姫皇后



磐姫皇后は葛城氏から入った皇后、民間からの最初の皇后です。
神功皇后の時、葛城氏の武内宿禰の助力で応神天皇を守り抜く事が出来た。
それ以来、天皇家に葛城氏から妻を出し続け、葛城氏の力は大きくなり続けます。
葛城氏絶頂期の時代です。

ありつつも 君をば待たむ うち靡(なび)く わが黒髪に 霜の置くまでに

歌の意味
 やはり、このままいつまでもあなたを待ちましょう。
 長々と靡くこの黒髪が白髪になるまでも。


因みにこの皇后、恐ろしくやきもち焼きです。
磐之媛命は武内宿禰の息子の葛城襲津彦の娘。
とても嫉妬深く、仁徳天皇30年(342年)、彼女が熊野に遊びに出た隙に夫が八田皇女を宮中に入れたことに激怒し、山城の筒城宮に移り、結局帰ってくる事なく同地で没した。

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